正八胞体の回転(2)
さて、回転操作で位数が8ということは、45度とか135度の回転に関係していることになるわけですが、正八胞体の面は正方形で、辺のなす角はすべて90度なので、どうしてそういう回転ですべての頂点が別の頂点に移動するのか、直感的にはなかなか理解しにくいかと思います。
これは、4次元以上の空間での回転は、3次元の回転とははっきり違う点があることによります。
こう表現してみます。
「4次元空間内の回転は、1点で互いに直交する2枚の平面内での2つの回転を組み合わせたものである」
「1点で」と書きました。3次元空間内では2枚の平面は一般に1直線で交わります。そうでなければ平行なので、1点で、ということはあり得ません。4次元では次元が1つ増えたことが関係しています。
後はまた次の記事で。
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